
数十年前は日本人にとってお水を買うという習慣はほとんどありませんでした。コンビニで「いろはす」などのミネラルウォーターが発売され、各家庭にもウォーターサーバーが普及していますが、それでも普及率は過半数を超えたとは言えません。それほど日本の水道水は安全で美味しいものでした。ただ、安全性に関してはさらに安全性を高めるため、2026年4月に水道法が改正される予定です。
ウォーターサーバーのクリクラで知られる株式会社ナックが「PFAS規制強化時代における水の安全と選び方」という説明会を3月17日に開始しましたので、その内容を紹介します。
PFAS(ピーファス)とは
水や油をはじく性質を持つ人工の化学物質のグループです。炭素とフッ素が結びついた化学物質の総称で、1万種類以上あるとも言われています。フライパンのコーティングや防水スプレーや食品の包装紙などに使われてきた「便利な化学物質」として考えられてきました。ところが最近になってこのPFASは、ほとんど分解されずに水や土に残り続けることがわかってきました。そして我々の体の中にも蓄積され排出までに時間がかかることが指摘されてきました。
PFOA(ピーフォア)とは
PFOA(ピーフォア)はPFASの中の代表的な1種類の化学物質です。水や油をはじくために使われていた成分で特にフライパンのコーティングなどに使われています。環境庁によると体の中に入ったPFOAが半減するまでには平均3.2年というデータも報告されています。
日本の水は安全とはいえ、日本政府はこのPFAS(ピーファス)やPFOA(ピーフォア)の世界的な安全性の規制強化の流れを受けて、日本でも2026年4月から水道法を改正することになりました。制度厳格化の一方で、日本におけるPFAS認知度は海外と比較して低く、正しい理解に基づいた水の選択が十分に行われていない可能性があります。
- アメリカでは2024年に飲料水の基準値をPFOS・PFOA 各4 ng/Lと設定。PFAS規制は世界的に強化の流れ
- 日本でも、水道法改正によりPFOS・PFOAが『水質基準項目』へ引き上げ

飲料水の環境の変化について
今回の法律改正は水道水だけでなく、殺菌・除菌を行うミネラルウォーター類についても、食品衛生法の改正によりPFASに関する基準が新たに整備されます。
- 殺菌・除菌を行うミネラルウォーター類も水道法と同水準に整合されるが、検査頻度の違いあり
- 水道法の改正では、要検討PFASとして、PFBS、PFBA、PFPeA、PFHxA、PFHpA、PFNA及びHFPO―DA(別名:GenX)の7物質が要検討項目に追加

水の選び方とRO水について
PFASのように、一般的な浄水処理では除去が難しい物質物質に対しての処理方法について
- 煮沸や紫外線処理では除去できないPFASに対し、活性炭処理やイオン交換処理、逆浸透膜(RO)といった処理技術が有効とされている
- その中で、RO膜はPFAS除去において有効性が示されている方式の一つ
- クリクラではRO水を採用。2026年4月実施予定の水道法改正施行より前に第三者機関によるPFAS検査を実施

見えないリスクPFASを除去 ――クリクラが提供する安心・安全なRO水
ROミネラルウォーターとは

PFASなどの化学物質に対して、最も効果が高い除去技術とされているのが「RO膜(逆浸透膜)」です。RO膜は、極めて細かい孔を通して水分子以外の不純物を分離し、一般的な浄水フィルターでは除去できないナノレベルのウィルスや放射性物質、PFASを限界値まで取り除くことができます。
クリクラの水は、厳しい水質基準をクリアした日本の水道水を原水に採用し、RO(逆浸透膜)フィルターにより不純物やPFASなどの化学物質を取り除き、水の純度を高めたRO水です。
更にクリクラでは、独自の自主基準を設定し、より厳しい検査を実施しています。そして、すべての基準をクリアした水に良質なミネラルを加え、味とミネラルバランスを整えることで、毎日おいしく飲める水に仕上げています。
第三者機関によるPFAS検査を実施
より安心安全に飲んでいただくために、クリクラでは第三者機関によるPFAS検査を実施しています。これまでの検査でPFAS(PFOS/PFOA)が検出されたことは一度もありません。
水道法が改正まとめ
今回の改正で、PFOSとPFOAは「水質基準項目」に格上げされます。基準は、PFOSとPFOAの合計で50ng/L以下です。さらに、3ヵ月に1回以上の検査が基本とされ、水道水であっても、ウォーターサーバーのお水であっても水の管理はこれまで以上に強化されます。これまで日本では「水は安全」という前提があり、あまり意識されてこなかった成分が、今回の法改正によって初めて基準として管理されることになりました。日本のお水は世界に比べれば安全なのですが、目に見えないPFOSとPFOAなどにも今後は気を配る必要があります。
ご自宅の水道水のPFAS(ピーファス)の数値や申込みを検討しているウォーターサーバーのPFAS(ピーファス)の数値に関しては気を配るようにしましょう。クリクラはじめ、多くのウォーターサーバーの会社は自社のお水のPFAS(ピーファス)の数値を定期的にWEB上で公開しています。このような会社は安心できます。
Q1:PFAS(ピーファス)とは何?
A1:水や油をはじく性質を持つ人工の化学物質のグループです。炭素とフッ素が結びついた化学物質の総称で、1万種類以上あるとも言われています。フライパンのコーティングや防水スプレーや食品の包装紙などに使われてきた「便利な化学物質」として考えられてきました。ところが最近になってこのPFASは、ほとんど分解されずに水や土に残り続けることがわかってきました。そして我々の体の中にも蓄積され排出までに時間がかかることが指摘されてきました。
Q2:PFOA(ピーフォア)とは何?
A2:PFOA(ピーフォア)はPFAS(ピーファス)の中の代表的な1種類の化学物質です。水や油をはじくために使われていた成分で特にフライパンのコーティングなどに使われています。環境庁によると体の中に入ったPFOAが半減するまでには平均3.2年というデータも報告されています。